Virtualization and Ra-men

仮想化もラーメンも

I passed VCAP5-DCD!!

久しぶりの更新になります。

f:id:stima:20170410073123j:plain:right:w200本日VMware Certified Advanced Professional 5 - Data Center Design(VCAP5-DCD)に無事合格しました。
試験時間215分、言語は英語のみとなかなかタフな試験でございます。
今年の4月にVMwareより資格取得者数の発表があり国内では350人と少なく、なかなかマニアックな試験だということがわかりました。
なぜ本日(6/22)に受験してきたかといいますと、今年の3月にVMware Educationより6/23をもってVCAP5-DCDの廃止がアナウンスされたからになります。
VMware Education and Certification Blog 4 Exam Retirements in June

この記事を読み焦りを感じたため即試験予約をし、受験してきたわけですが、現在この記事を書いており知ったことがございます。
VMware Education and Certification Blog VCAP5 Exam Retirements Suspended – Registration Remains Open
試験終了延期されてるではないか!!!!!!
記事を読む限り、ユーザからの要望が多かった様で、確かにVCIX6に移行するにはVCAP5を所持していないとハードルがかなりたかくなりますからね・・・
※VCIX6はVCAP6のDesignとDeploy2つの試験に合格し初めて認定される資格です。VCAP5を所持していると1つのみの合格で認定されます。

英語しか試験が提供されていない事もあり、圧倒的に日本語での情報が少ないのがVCAPになります。
そのためどうやって勉強を行っていったのか参考程度ですがまとめさせていただきます。
なお、出題問題に関してはNDAがあるので書くことができません。

その1-研修-
VMware Educationより様々な研修が開催されております。そのなかでVCAP-DCD様にも推奨の研修がございます。
VCPの様に受験に必須ではない点ご注意ください。
VMware vSphere: Design Workshop [V5.x]

vSphere環境での小規模〜大規模にいたるまで設計に関する研修になります。
講義・演習・グループワークで構成されており、講義内容は試験の流れと少なからずリンクしております。
演習・グループワークでは2つの架空企業をモチーフに進めていき、講義で学んだことをアウトプットしていきます。
3日間の研修でそれなりの費用がかかりますが、会社に相談して参加することをお勧めします。

その2-本-
試験勉強するためにいくつか本を購入しました。それを紹介いたします。

VCAP5-DCD Official Cert Guide

VCAP-DCDにはオフィシャルな試験本が存在します。試験の流れ等がまとまっており、英語の勉強にはなる?程度です。
付録のDVDは選択式の問題集がついておりますので、これで勉強するのもありなのかもしれませんが、
お絵かきが多い試験なので、こちらも正直微妙です。

VMware vSphere Design

今回の試験勉強で一番読んだ本になります。内容自体はvSphere 5.1で5.5の試験としてはVSANなどのアップデート情報は無いですが、絵も多く理解しやすい本でした。
海外のブログを読んでもこの本で勉強したという方が多く、それをみて私も購入したのですが購入して正解でした。

VMware vSphere Design Essentials

本自体が薄く、洋書なのでペラペラの製本で持ち運びに便利でしたので通勤の際に読んでいました。
こちらはvSphere 5.5をベースに書かれているので、VMware vSphere Designの穴埋めとして扱っていました。

その3-SNS-
TwitterGoogle+でVCAP-DCDと検索すると海外の方のブログや受かった!などの情報がたくさん出てきます。
Googleで検索するより勉強になるネタが豊富です。
そのなかでもGoogle+にVCAP-DCDのコミュニティがございます。
VCAP-DVD Study Community
お絵かきの試験なので、活発にこの内容で間違いないかなど議論されいます。
VMwareが提供しているインストレーションガイドなどには絵が少なく、論理図を起こそうにもなかなか難しいものがありますが、
世界の方々がここで議論されているのでそれを参考に勉強するとよいかと思います。

その4-VMware HOL-
やはり実機を触ってみないとイメージがわかなかったりしますよね。
自宅にESXiインストールするくらいでしたら簡単にできますが、vCenterをデプロイするとかVSANを使ってみるとはハードルが高くなります。
そんな時はVMwareが提供するインターネットブラウザにて使用できる無料のHands on Labがございます。
VMware Hands On Labs
使用手順書もあり、その通り進めていけば自宅学習もできますが、それに沿わなくても使用できるので、ある意味無料のパブリッククラウドで遊び放題といった感じです。
こういった操作をした時どういう挙動をするんだろなといった試験もできるので、お勧めです。

4点紹介させていただきましたが、タフな試験のため目指されている方の少しでも参考になればと思います。
頑張ってください!